バイクに乗る事にした。

表題の通り、バイクに乗りたくなった。
ある漫画がきっかけだ。
話すと長くなるんだけど、えのあきらという漫画家の描くジャジャという漫画がある。
その漫画の登場人物達は、それは楽しそうにバイクを乗り回すし。
ジムカーナというレースで走る彼らは、それはもう爽快に映るのだ。
で、俺もジムカーナやりてぇ、と。バイク乗りてぇ、と。
・・・すまん、長い話じゃなかった。


購入するバイクはまだ決めてない。
先日、まだバイクの免許も取りに行ってない時の事。
ちょっと小旅行にと横浜の方にある田谷の洞窟を見て回った帰り道、あるバイク屋が目に留まった。
なんてバイク屋かは覚えてないが、そこには”KONIKA MINOLTA”と書かれたバイクがあった。
コニミノがバイクを!?んなアホなと思いながらも、そのフォルムの美しさに惚れてしまい、しばらくガン見していた。
帰宅してから調べてみると、それはHONDAのCBR600RRというバイクで、レースで使われたペイントのモデルなんだとか。
綺麗だなぁ、かっこいいなぁ、なんて思いながら、バイクの免許を取る事を決意した。
それから数日後、教習所に通い出した私は、はぢめてのバイクに驚きつつも胸の高鳴りを大きくしていった。
そんなある日、近所のバイク屋がチームでレースに出てるという話を聞いた。
さっそくそのバイク屋に行ってみる、そこはYAMAHAバイク屋だ。
店員のにーちゃんに、レースの話聞かせてくれ!俺もレースやりてぇ!と、迷惑千万な勢いで話を伺った。
迷惑な顔をされながらも、四月にレースがあるから見にくればとの事、日程を教えてもらって、それからバイクのカタログを貰って、買うならお幾らくらいになりますねーなんて話を聞いた。
話をしてる最中にお客さんが来て、店員のにーちゃんから社長にバトンタッチ、70代のおじさんだ。
おじさんはとても人当たりの良い人で、店内のバイクのあれこれを説明してくれた、この機構があーでね、こーでね、と。
その度に知らん解らん、と言うと、困った顔をしながらも親切に教えてくれた。
話をしてくうちに、そのおじさんはうちのじーちゃんと友人だった事、私のよく知るおじさんと同級生だという事、うちが前に飼ってた犬が脱走して、よく遊びに来たなんて事が解った。
そんなこんなでバイクの事をいろいろ教えてもらった後に、レースの日、一緒に車に乗せてこうかとのお言葉を頂けた。
まず雰囲気を見て、やってけそうか考えてごらんとの事。
まだ免許も無い、客でも無い奴に大変優しいお言葉だ。
もちろん、クルーやレーサーと一緒に行くんだから、ちっとは手伝って貰うと言ってたけど。